デニムと革とB'z

デニムの経年変化の素晴らしさなど、周りの人にはわかってもらえない事を書いていきます(笑)

ジーンズの選び方★基本的なディテールの紹介

こんにちは!

今日はジーンズの選び方を簡単に自己流で
ご紹介します!

ジーンズというのはリーバイスが昔、ワーカー達に
供給していた"綿で出来たパンツ"を丈夫にするため
リベットを打ち込んで出来たものだと思います。
思います。です(笑)
こんなん定義みたいなんわかんないですからね(笑)


さて、選び方といっても色んな選び方があります。

とにかく履きやすくストレッチが効いている
加工デニムをお探しならアパレルブランドへ。

とにかくオリジナル(リーバイス)のディテールを
求めるならばリーバイスのデッドストックを
探された方が早いと思います。
(ほぼ完璧なレプリカブランドもあります。)

と、様々な価値観がありますが
僕がジーンズを選ぶ基準は

○綿100%
○丈夫
○ずっと履ける
○本格的
○経年変化が楽しめる


などです。それに形などが加わってくる感じ
ですかね。

そうゆうジーンズを探してた!!
みたいな方がいたら参考にしてください!

そんなジーンズを選ぶ上で、ここを抑えていれば
間違いない!!的なディテールをご紹介します!

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これは僕が現在愛用しているデニムです。
1年弱くらい履いています。洗濯は1回。
この子をモデルに紹介していきます。

まずはジーンズを語る上で欠かせないのが
赤耳!!セルビッチとも言います!

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この生地の繋ぎ目のまさに耳みたいな部分です。
これは今の大量生産のジーンズでは見ることの
出来ないディテールです。
昔からある機械で生地を織ったときに
完成した生地のはしっこに出来るのがこの赤耳。
はしっこが一番強い生地になるそうです。
まあだから、耳があるだけでとりあえずある程度は
いい生地だって事がわかります。
今の機械とは違って、大量生産出来ないところに
コストがかかります。

ちなみに実はロールアップしなくても
耳があるジーンズだってわかる方法があります。

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ある程度色落ちが進んでいないとわかりませんが
シームの両サイドに耳の幅の分、若干色落ち
しているのがわかりますか?この独特の色落ちが
耳がついているジーンズの特徴です。
街で男のおじさん年代が履いているダボいジーンズ
みてみて下さい。よくこの色落ちしています。

ちなみに大量生産のデニムは

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こんなつくりになっています。


次に見るのがボタンフライ!
ジッパーフライよりも壊れにくいという事で
採用されていました。

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開閉ですが、慣れたらどっちもいっしょ。
そして色落ちがボタンフライの方が
くそカッコいいです!!


次に隠しリベット!

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中を見たときにバックポケットの端に打ってます。
これも重要です。昔の裁縫技術ではポケットの端に
ステッチを入れるのが難しく、丈夫でなかったため
リベットを採用しました。当時はバックポケットの
外側から打ってある"剥き出しリベット"というもの
でした。ですが何かに引っ掛かって傷つけたり
する事が多く、更に開発されたディテールが
この隠しリベット!

現代の技術では裁縫で出来ちゃうらしいですけど
まあ本格的に丈夫に作られている証拠ですね!


これだけ押さえていれば、だいたいいいジーンズ
ではないでしょうか!
そっから先はまた生地とか染め方とか
いろいろあります!

ちなみにこれは別のジーンズになりますが

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"センターループずれ"というディテールも
あります(笑)変態の世界です。

何年代までとかはわからないですが
ベルトループを普通に真ん中で縫おうとすると
生地が何枚も重なる為に少しずらして縫っていた
時代があったみたいです。
そんなディテールをわざわざ現代にも再現した
ジーンズブランドもあります。


ま、どこまで何を目指してジーンズを探すか
ですよね!
ジーンズに関しては現行のブランドでも
かなりいいものを作っています。
僕の緩い価値観で紹介した、

○赤耳
○ボタンフライ
○隠しリベット

さえクリアしていればそこそこ本格的な物だと
言えるでしょう。

ちなみに、コットン100%
これは絶対に外せません!!

また、育てるならばワンウォッシュか
ノンウォッシュです。
洗濯のタイミングや仕方などはまた紹介します。


みなさまのジーンズ選びに少しでも参考になれば
幸いです。雑で曖昧な文章、最後まで読んで頂き
ありがとうございました!